日本の意匠 SUN SURF × 三代目 歌川豊国 HAWAIIAN SHIRT “当世好男子伝・松”
SUN SURF
SUN SURF(サンサーフ)はアロハシャツの黄金期とされる1930年代から1950年代にかけて作られた、いわゆる「ヴィンテージ」と呼ばれるレーヨン製アロハシャツを中心に展開するブランド。
1970年代に誕生し、創業から資料として収集し続けた数千着にも及ぶヴィンテージのアロハシャツを分析。
「アートを着る」と言ってもいいほどプリントのデザインが主役となるアロハシャツにおいて、最大の特徴である鮮やかな発色と深みのある色合いを表現するため、抜染(ばっせん)やオーバープリントといった当時の捺染手法を再現。
いまや貴重で入手困難なヴィンテージアロハシャツの魅力をより多くの人々に楽しんでいただけるよう、サンサーフでは各部のディテールにこだわり、数多くの名作を現代に甦らせている。
日本の意匠
National Treasure of Japan
日本の文化芸術がさらなる広がりをみせた江戸時代の絵師たちに焦点を当て、アロハシャツというキャンバスに巨匠たちの作品を再現し、日本が世界に誇る意匠(デザイン)に込められた情熱を現代に蘇らせる。
葛飾北斎の作品とのコラボレーションから始まったこのシリーズは新たなアーティストを加え、次なる展開を迎える。
© 東京富士美術館
© 東京国立博物館
© The Metropolitan Museum of Art, New York
日本の意匠
SUN SURF × 三代目 歌川豊国
SPECIAL EDITION
S/S HAWAIIAN SHIRT
“当世好男子伝・松”
SS38927-128/NAVY
この作品が描かれた安政の時代に、庶民たちの間で好んで読まれていた中国の伝奇歴史小説「水滸伝」。
そこに登場する英雄たちに見立て、9人の歌舞伎役者を描いた作品が「当世好男子伝」(とうせいすいこでん)である。
同作は、当時人気であった歌舞伎役者たちの三枚続を松竹梅の三部作で構成。
小説に登場する任侠に生きる漢たちのキャラクターに似せて個性豊かに描き、人気を博した。
この浮世絵を手掛けたのは、天明6年(1786年)に江戸本所の材木問屋の家に生まれた歌川国貞(三代目・豊国)。
彼の描く美人画は特徴的で、一世を風靡。さらには、師匠であった初代歌川豊国を越えたと言われるほど役者絵の評判も非常に高かった。
作品製作に対して並外れた意欲を持つ彼は、当時の浮世絵師の中で最も多くの作品を残し、その数は1万点以上にも及ぶとされている。
作品名: 当世好男子伝・松(とうせいすいこでん・まつ)
作者: 歌川豊国(歌川国貞)(うたがわとよくに)/大判錦絵三枚続/安政5年(1858年)
素材: レーヨンフジエット
プリント: オーバープリント
ボタン: 黒蝶貝ボタン
価格 29,700円(税込)
© The Metropolitan Museum of Art, New York
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