日本の意匠 SUN SURF × 歌川国芳 SP “木曾街道六十九次之内 下諏訪 八重垣姫”
SUN SURF
SUN SURF(サンサーフ)はアロハシャツの黄金期とされる1930年代から1950年代にかけて作られた、いわゆる「ヴィンテージ」と呼ばれるレーヨン製アロハシャツを中心に展開するブランド。
1970年代に誕生し、創業から資料として収集し続けた数千着にも及ぶヴィンテージのアロハシャツを分析。
「アートを着る」と言ってもいいほどプリントのデザインが主役となるアロハシャツにおいて、最大の特徴である鮮やかな発色と深みのある色合いを表現するため、抜染(ばっせん)やオーバープリントといった当時の捺染手法を再現。
いまや貴重で入手困難なヴィンテージアロハシャツの魅力をより多くの人々に楽しんでいただけるよう、サンサーフでは各部のディテールにこだわり、数多くの名作を現代に甦らせている。
日本の意匠
National Treasure of Japan
日本の文化芸術がさらなる広がりをみせた江戸時代の絵師たちに焦点を当て、アロハシャツというキャンバスに巨匠たちの作品を再現し、日本が世界に誇る意匠(デザイン)に込められた情熱を現代に蘇らせる。
葛飾北斎の作品とのコラボレーションから始まったこのシリーズは新たなアーティストを加え、次なる展開を迎える。
© 東京富士美術館
© 東京国立博物館
© The Metropolitan Museum of Art, New York
日本の意匠
SUN SURF × 歌川国芳
SPECIAL EDITION
“木曾街道六十九次之内 下諏訪 八重垣姫”
SS38928-119/BLACK
越州長尾家に生まれた八重垣姫は室町幕府の将軍足利義晴により、敵対する武田家の子息の許嫁とされる。
この作品に描かれているのは、長尾家と武田家の争いや、両家を取り巻く陰謀が混ざり合った複雑なストーリー。
争いの原因となった武田信玄秘蔵の「法性の兜」を八重垣姫が持ち出し、狐火に導かれて湖を渡って逃げていく様子が幻想的に表現されている。
寛政9年(1797年)、江戸日本橋に生まれた国芳は幼少の頃から絵を学び、12歳の頃に描いた「鍾馗提剣図」が初代歌川豊国の目にとまる。
このことがきっかけとなり、15歳にして「歌川派」に入門するも長い下積みの時代を経験。
文政10年(1827年)に発表した「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」により転機が訪れ、絵師として成功をおさめた。
作品名: 木曾街道六十九次之内 下諏訪 八重垣姫(きそかいどうろくじゅうきゅうつぎのうち しもすわ やえがきひめ)
作者: 歌川国芳(うたがわくによし)/大判錦絵/嘉永5年(1852年)
素材: レーヨンフジエット
プリント: オーバープリント
ボタン: 黒蝶貝ボタン
価格 29,700円(税込)
© The Metropolitan Museum of Art, New York
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