東洋エンタープライズ 生誕60周年記念限定生産・アニヴァーサリー港商スカジャン
東洋エンタープライズ
生誕60周年記念モデル!
東洋エンタープライズ株式会社は1965年、東京都墨田区で設立した。
だがその歴史は1940年代に創業した前身の会社、港商(こうしょう)商会から始まっている。
戦後間もない当時、GHQによる経済活動の活発化を目論んだ政策として、日本の経済界を牛耳っていた一握りの財閥解体が行われ、それによって誕生した会社のひとつが、生地などの輸出入を行っていた「港商商会」である。
戦後間もない混乱の中、当時の銀座界隈には米軍将校を相手とした露店が並び、着物や帯などの日本の伝統品を土産物として欲しがる米兵で溢れかえっていた。
その露店街に集まる米兵の姿を目の当たりにし、港商の社員が考案したのがオリエンタルな刺繍を施した土産物(スーベニア)としてのジャンパー。
現在では「スカジャン」と呼ばれる「日本発祥の洋服」が誕生した瞬間でした。
形はアメリカ人に親しみやすいベースボールジャケットを模し、刺繍は桐生や足利の職人に依頼。
当時は戦後の物資統制で絹糸の入手が難しく、生地はシルクに似た「アセテート」を使用した。
港商が露店でそれらを販売すると瞬く間に人気を博し、やがてそのジャケットはPX(米軍基地内の売店)の買い付け担当者の目に止まり、日本各地の基地に納入され、その人気は海外の米軍基地にまでも及んだ。
当時の納品伝票をみると SOUVENIR JACKET(スーベニアジャケット)という商品名で記されており、スカジャンの全盛期とされる1950年代、港商は納入シェアの95パーセントを占めるほどでした。
港商から始まり、現在は TAILOR TOYO(テーラー東洋)の名で半世紀以上にわたってスカジャンを作り続けている。
ラスト特大(XL)1着のみ
TOYO ENTERPRISE
60th ANNIVEASARY
“KOSHO & CO.”
TOYO ENTERPRISE
60th Anniversary Special Edition
Acetate Souvenir Jacket
“WHITE SNAKE” × “JAPAN MAP & SNAKE”
TT15712-119) BLACK
2025年、巳年の干支であるヘビに因んだスペシャルエディション。
1965年に創業した東洋エンタープライズ社は60周年を迎え、自社のルーツともいえる「スカジャン」を題材に、本作はヴィンテージの復刻ではなく、オリジナルデザインを刺繍で描き出している。
表面は夜の竹林に佇み、月に照らされ神々しく輝く白蛇の絵柄。
ヘビの身体には2色、竹には別の色糸を使い、ホワイト系の描写に3種類の刺繍糸を使い分ける凝った仕様。
葉はグリーン2色のグラデーションで表現している。淡い色糸で構成された刺繍の中でヘビの目と舌には鮮やかなレッドを使い、柄の中心に赤を差すことで白蛇の存在感を強調。
ボディは一見すると黒白のモノトーンだが、パイピングがグリーン×ホワイト、リブにもグリーンのラインを入れ、刺繍の緑と併せて全体のバランスを整えている。
リバーシブル面は春をイメージし、咲き誇る桜に囲まれたジャパンマップ、そして日本を守るかのように巻き付く白蛇を描いている。
ヘビの鱗の描写に注目すると、表面では横振り刺繍を重ねることで陰影を表現していたが、裏面では刺繍を抜いて地色のブラックを活かし、立体感を表現している。
リブにはヴィンテージでも珍しいターコイズブルーのリブを採用。
長年培ってきたヴィンテージ復刻の経験に裏打ちされたオリジナリティあふれるデザインに仕上がっている。
“KOSHO & CO.” SPECIAL EDITION
テーラー東洋のコレクションの中でも特に厳選した逸品をディテールにこだわり再現するのが、このスペシャルエディション。
横振り刺繍で緻密に描かれた図案はもとより、アセテート生地の打ち込みを調整してヴィンテージと遜色なく仕上げ、ウールリブも旧式の横編み機を使用して1着ずつ編み上げている。
リバーシブル仕様のファスナーについても50年以上前のファスニング機械を再稼働させ、当時と同じ手曲げのものを再現。
テーラー東洋の前身である港商(こうしょう)商会のラベルを使い、ヴィンテージスカジャンの最盛期を彷彿とさせる仕上がりとなっている。
価格 103,400円(税込)
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